元レアルのドクターが証言 C・ロナウドを上回る身体能力“最高”のタレントとは?
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オルモ氏、FWベイルの身体能力を絶賛 「どんなスポーツにも適応できただろう」
世界最高峰の選手が集ってきたレアル・マドリードのなかでも、2009年から18年まで在籍していたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは圧倒的な実績を残した。だが、17年までクラブのドクターを務めていたヘスス・オルモ氏によると、クラブにはアスリートとしての能力でC・ロナウドよりも優れた選手がいたのだという。英紙「デイリー・メール」が報じている。
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オルモ氏によると、その選手はウェールズ代表FWギャレス・ベイルだといい、同氏はベイルについて「私が見たなかで、おそらく最高」と、スペインメディア「IDEAL」で評している。
ベイルは13年にレアルへ加入。そこから7年が経つが、ファンにとって物議を醸す存在であり続け、完全に受け入れられたとは言い難い。しかし、アスリートとしての能力に疑いはなく、オルモ氏をはじめ、多くのスタッフが、その身体的な能力の高さに舌を巻いているという。
「彼は生まれながら優れたアスリート能力を持っていて、どんなスポーツにも適応できただろう。珍しい遺伝子と運動能力を持っている。また、技術的な能力も兼ね備えている。すべての点で、印象的だった。それでもそれがパフォーマンスに表れるかは別のことだ」
オルモ氏は、レアルのファンが最高の状態のベイルを目にしていないとも指摘する。これはベイルが過去に痛みを抱えながらプレーを強いれていたことが、影響しているという。
「すべてのアスリートが、それぞれに抱えているものがある。一般の人は、選手が怪我をした時は分かるけれど、身体的に問題が起きた状態でプレーを続けている選手もいる。優れた医療チームは、そうした慢性的な問題を最小限に抑える。でも、それを乗り越えられるかは、選手が懸命に努力してくれるかによるんだ。慢性的な痛みほど、選手のパフォーマンスを妨げるものはない。小さな異常があった時に、どれだけ解決できるか。それが、サッカー選手にとって最善なんだ」
レアルに加入してから、度重なる負傷に苦しめられているベイル。今夏の移籍市場でのレアル退団が噂されているが、今後のキャリアで持てる能力を最大限に示すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)