スールシャール監督、マンU選手へ求める信念 「かごの中に腐ったリンゴが一つでもあれば…」

マンチェスター・ユナイテッドのスールシャール監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのスールシャール監督【写真:Getty Images】

ユナイテッドのスールシャール監督が公式YouTubeで持論を展開

 マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督がチームに“腐ったリンゴはいらない”と語った。伝統あるクラブでプレーする選手たちに優れたパーソナリティーを求めているようだ。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

「マンチェスター・ユナイテッドでプレーすることはプロとしての特権だと感じていた」

 スールシャール監督は現役時代に11年間ユナイテッドでプレーし、プレミアリーグ優勝6度、UEFAチャンピオンズリーグ制覇などのタイトルを獲得した経験を持つ。クラブにとって”レジェンド”でもある指揮官は公式Youtubeチャンネル「Shiv Nadar Foundation」でこのように語っている。

「チームメートや監督のために全てを捧げることを知らなければ、自分のことを見つめ直すことはできなかっただろう」と続け、チームのためにプレーする姿勢がユナイテッドでは必要だったと振り返っている。

 そうした献身的な姿勢が選手に必要だという考えは、指揮官となった今も変わっていないようだ。スールシャール監督はこれからトップチームに加わる選手たちにも品行方正を求め、“腐ったリンゴ”はチームにはいらないと主張している。

「それは私がこれから契約する選手やユースチームから上がってくる選手にも求めていること。優れたパーソナリティーを持つプロフェショナルでなくてはならない。かごの中に腐ったリンゴが一つでもあれば、他のものも腐ってしまうからね。私にとって、私やコーチングスタッフの個性や考え方を反省させてチーム作りが重要だ。我々は勝利を求めていて、そのための基準がある。我々は勝つためのビジネスをしている」

 どんな選手でもまずは人柄が大切だというスールシャール監督。それを乱すものがいればチームに悪影響を与えると考えているようだ。

「しかし、マンチェスター・ユナイテッドの選手として、人としての第一歩は常にハードハークをしなければならないことを理解するだけの謙虚さを持つこと。決して負けを認めず、常にベストを尽くすこと。毎日100パーセントの努力が必要で、そして自分が周りよりも優れていると思わないことだ。それと同時に自信を持ってプレーすることも必要。微妙なバランスだが、我々が望んでいるチャンピオンシップを再び勝ち取るためにはそれが違いを生むんだ」

 伝統あるユナイテッドで選手、指揮官の両方の立場を経験してきたスールシャール監督。クラブを知り尽くしているからこそ、チーム作りにおける確固たる信念を持っているようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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