23年女子W杯、開催地“最高評価”は? 日本は「会場とインフラの質」評価で2番手に
オーストラリアとニュージーランドの共催案が4.1、日本は3.9の総合評価を受ける
国際サッカー連盟(FIFA)は10日、2023年の女子ワールドカップ(W杯)の評価報告書を公表し、日本は総合評価で2位となったことが明らかになった。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
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先日、ブラジルサッカー連盟が招致辞退を表明した2023年女子W杯の招致には、日本のほか、2016年にFIFAフットサルW杯を開催したコロンビア、そして共催を目指すオーストラリアとニュージーランドが立候補をしている。
今月25日にはFIFAが開催地を決定するが、10日の中間発表では、オーストラリアとニュージーランドの共催が、最高の評価を得ていたことが明らかになった。オーストラリアとニュージーランドの共催案は4.1点を獲得。日本は3.9点で2位、コロンビアが2.8点で3位となった。
2019年にフランスで開催された女子W杯では、テレビ視聴者数が史上最多となり、過去最も関心を集める大会になった。
FIFAのファトマ・サモウラ事務局長は、3つの招致案がすべて基準を満たしていることを強調し、「この入札の高い質は、女子サッカーが生み出している勢いを示すものだ。2023年のW杯で、女子サッカーを次のレベルに引き上げられると考えている」と語っている。
レポートでは、最高評価を得たオーストラリアとニュージーランドの共催案については「最も商業的に有利な提案」、日本については「会場とインフラの質が高く、アジア全体のテレビ視聴者を獲得できる」といった点で評価されているという。なお、コロンビアは「ほかの2つの入札に並ぶためには、国とFIFAの両方から大きな投資と支援が必要になるだろう。提出された資料にあるレベルの投資が可能かは不明だ」とされている。
女子のプロリーグ「.WEリーグ」設立を発表するなど、新たな取り組みを進めている日本女子サッカー界。現時点で有利とされる共催案を逆転し、W杯開催の権利をつかめるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)