元ユナイテッドFWルーニー、闘将キーンの第一印象を回顧 「この人に認められないと…」
かつてキャプテンも務めたベテランMFキーンに脱帽「オーラがあった」
英2部ダービー・カウンティの元イングランド代表FWウェイン・ルーニーは、2004年にエバートンからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した。当時、最初の練習を終えた時のことを振り返り、キャプテンを務めた経験を持つ元アイルランド代表MFロイ・キーンの絶大な存在感をについて語っている。英紙「メトロ」が報じた。
ルーニーがユナイテッドに加入した当時、キーンはすでに33歳。晩年を迎え、ピッチ内での影響力は徐々に落ち始めていた。それでも、高いプロ意識と100%の努力を求める姿勢は、尊敬を集め続けていた。
ルーニーは英紙「サンデー・タイムズ」に連載している自身のコラムで、キーンの第一印象を綴っている。
「キーンは物事を遠慮なく言い、オーラがあったね。ユナイテッドで最初の練習を終えた時には、『この人に認められなければいけない。監督じゃなくて、この人だ』と思ったことを覚えているよ」
キーンは翌2005年、1-4で敗れたミドルスブラ戦後、クラブ公式チャンネルで多くのチームメイトを批判。この映像はお蔵入りとなり、キーンには罰金が科された。これを不服としたことが、ユナイテッドのキャリアにピリオドが打たれる大きな理由となっている。
2015年11月に契約解除となったキーンだが、ルーニーは問題視された発言を擁護した。
「彼が例の悪名高いインタビューを行った際、僕はユナイテッドにいた。でも、あの件の扱い方は納得できない。ロイはチームメイトに対しても、辛辣だったと言われている。僕が映像を見た限りは、何も間違ったことは言っていない。彼は『選手たちは10ヤード(約9.1メートル)の距離もパスを通せない。それなのにマンチェスター・ユナイテッドでプレーしている。それでは不十分だ』と言っていた。でも、僕はその通りだと思う」
キャリアのなかで、ユナイテッドとイングランド代表でもキャプテンマークを巻いたルーニーは、自身の考えるキャプテン像について「キャプテンは、そのパフォーマンスを通して、チームの例となる。最高の選手である必要はないけれど、継続性が求められる。弱さを見せてはいけないんだ。常に信念を持たないといけない。失点をしても、勇気づけて、自分が落ち着いていることを周囲に示さないといけない」と、語っている。
ルーニーも、“闘将”キーンの姿に大きく影響を受けた一人と言っていいだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)