“得点力不足”が深刻な大迫所属ブレーメン 独誌投票で57%超のファンが「2部降格」予想
ヴォルフスブルクに0-1敗戦、16位と勝ち点「3」差…自動降格圏の17位に沈む
日本代表FW大迫勇也の所属するブレーメンが、2部降格の危機に直面している。大迫も先発した7日のブンデスリーガ第30節ヴォルフスブルク戦では、後半37分にカウンターから失点し0-1で敗戦。これでホームゲーム13戦未勝利となり、順位も自動降格圏の17位のままと苦しい状況に追い込まれている。
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試合後、指揮官のフロリアン・コーフェルト監督が「アタッキングサードでの我々のプレーは酷かった。それ以外の言葉は思いつかない」と吐き捨てるようにコメントしたように、攻撃面での迫力不足はチームにとって深刻な課題となっている。この日も前半31分に大迫が敵陣ペナルティーエリア前で放った右足シュートなどを含めて数えるほどのチャンスしか作れず、1点が遠かった。
チームの今後について、コーフェルト監督は「現実的な目標は16位を目指すこと。他のことは遠く離れてしまったと言わざるを得ない」と語り、自動降格ではなく2部3位との入れ替え戦に回る16位でシーズンを終えることが目標であると明言。さらに「現在16位のデュッセルドルフとは勝ち点で7、8点離れているわけではなく、その差はたったの3点だ。まだ4試合あるし、勝ち点差が3であれば引っ繰り返せる」と、自動降格回避のチャンスがまだ十分に残っていることを強調している。
しかし、ファンの視線は厳しい。
ドイツのサッカー専門誌「キッカー」が、「今シーズン2部に降格するチームはどこか?」というアンケートを実施したところ、日本時間8日19時現在で回答者の57.49%がブレーメンを降格候補として挙げており、ファンの間ではもはや降格不可避との見方が大勢を占めているようだ。
ブレーメンの次戦は、13日に予定されている最下位パーダーボルンとのアウェーゲーム。自動降格圏脱出のためには、絶対に勝たなくてはならない試合となる。