バルサ17歳FWに124億円メガオファー? クラブは放出拒否…若手流出問題も影響か
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クラブ2番目の若さでトップデビューのFWファティにオファー、会長が拒否を告白
バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、クラブ史上2番目の若さでトップデビューを果たしたスペインU-21代表FWアンス・ファティに対する1億ユーロ(約124億円)のメガオファーを拒否していたと明かした。17歳の次期エース候補を放出する意思はまったくないようだ。スペイン紙「スポルト」が報じている。
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記事によれば、先日バルセロナは先週の木曜日(4日)に会長を含むクラブ首脳陣が約15名集まってリモート会議を実施したという。
選手の補強や売却について話し合いが行われたようだが、そのなかでバルトメウ会長は突然、17歳のファティに対する1億ユーロのオファーがあったことを告げたという。相手方のクラブは明らかにされていないものの、会長は「アンス・ファティは売りに出していない。これについての話は以上」と断言し、放出を固辞していたことを明かした。
ファティは昨年8月のリーガ・エスパニョーラ第2節ベティス戦でトップチーム初出場。16歳298日とクラブ歴代2番目の若さでデビューを飾った。続く第3節のオサスナ戦では16歳304日のクラブ史上最年少ゴールを記録し、一躍その名を世界に知らしめた。今季公式戦24試合に出場し5得点をマークするなど、デビュー初年度からインパクトを残している。
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシをはじめ、元スペイン代表コンビのMFシャビ・エルナンデス、MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)など多くのスター選手をカンテラ(育成組織)から輩出してきたバルセロナだが、近年は大型補強路線が顕著となり、若手の流出が問題視されていた。
ファティはそうしたなかで台頭してきたカンテラの星なだけに、バルトメウ会長としても絶対に手放したくない存在となっているようだ。