ミラン新監督候補、主軸5人の「放出禁止」を要請か “10番”もリスト入りと伊紙報道
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就任が噂されるラングニック氏 チャルハノールらの放出禁止リストを提示か
来季、イタリア・セリエAのACミランで監督に就任することが濃厚とされるラルフ・ラングニック氏が、クラブに対して“放出禁止リスト”を提示しているという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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ミランはフロント内での対立の末、次期監督にラングニック氏を据えることで一本化しているとされる。一方で、昨季までミランで強化責任者を務め、今季はフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)の強化責任者を務める元ブラジル代表MFレオナルド氏が、ミランの主力を狙っているとも報じられている。
そうしたなかでラングニック氏は、ミランのフロントに対してビジネス的な観点で交渉を進めることを禁ずる、来季戦力として絶対に確保すべき5選手を伝えたという。
その対象がイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマと、同DFアレッシオ・ロマニョーリの守備陣の要となる2選手。そしてアルジェリア代表MFイスマエル・ベナセル、元U-20フランス代表DFテオ・エルナンデス、トルコ代表MFハカン・チャルハノールの3人だという。
特にチャルハノールに関しては冬の移籍市場の時点で放出も噂されたが、もともとは「ブンデスリーガ最強のセットプレーキッカー」との評価もあった選手。ドイツでの指導経験が豊富なラングニック氏は、この「10番」の放出はクラブに対して厳禁であると伝えたという。
もっとも、ベナセルに関しては5000万ユーロ(約62億円)の契約解除条項があるために、引き留めが叶わない可能性があることが指摘されている。それでもラングニック氏は、来季の中心選手として彼らのことを計算しているのは間違いないと言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)