ヴェルナーの移籍合意をライプツィヒが否定 チェルシー入りと報道も…「成立していない」
FWヴェルナーの移籍報道にCEOミンツラフ氏が否定的見解 「何も報告することはない」
ドイツ代表FWティモ・ヴェルナーはチェルシーへの移籍で基本合意に達したと報じられたが、所属するRBライプツィヒのCEOオリバー・ミンツラフ氏はチェルシーからの公式な接触はないことを示唆し、「まだ何も報告することはない」と移籍報道を否定的に語った。英紙「デイリー・ミラー」などが報じている。
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今季ブンデスリーガでゴール量産中のヴェルナーは夏の移籍市場における注目株とされ、プレミアリーグの複数クラブが関心を示すなど移籍報道が過熱していた。同選手がリバプールのユルゲン・クロップ監督の下でプレーしたいとの希望を公言していたことからリバプール移籍が濃厚とも見られていた一方で、リバプールは新型コロナウイルスの感染拡大による財政的な打撃で獲得レースから手を引いたとも言われていた。
そうしたなかで現地時間4日、チェルシーがヴェルナー獲得で合意したと英メディアで一斉に報じられた。チェルシーは6000万ユーロ(約74億円)の契約解除条項を行使して、獲得に近づいたとされていた。しかし実際には正式な交渉は行われていないという。
それを明かしたのはRBライプツィヒのCEOであるミンツラフ氏。衛星放送「スカイ・スポーツ」ドイツ版の取材に対し、「ヴェルナーは移籍条項を行使していないし、どのクラブからも移籍のコンタクトは来ていない」と、交渉が行われていないと否定した。
「我々はリーグ戦の最終局面に集中している。我々はチャンピオンズリーグに行きたい。ティモと話し合ってるのはそのことだけだ。彼との契約延長は重要なことだった。我々のような若いクラブにとって、選手が無償で移籍しないことは重要だから、昨年(2023年まで)契約を延長した。もちろん、彼が次のステップに進むチャンスを与えるために契約には移籍条項を含めていた」
ミンツラフ氏はヴェルナーの将来的な移籍を阻むことはしないとしたうえで、現時点で移籍が決まっていないことを強調した。「チェルシーとの移籍は成立していない。したがって、報告すべきことはなにもない」と付け加えている。
ヴェルナーの移籍条項の期限は6月15日とも伝えられている。RBライプツィヒは安価での放出は望んでいないが、残り1週間あまりで移籍交渉が進展することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)