“悪童”バロテッリ、ブレシアとの契約解除へ 練習を無断欠席…指揮官明言「別の道を歩む」
チームを残留争いから救う“牽引車”とはなれず、複数回にわたって練習を無断欠席
元イタリア代表FWマリオ・バロテッリは、所属するイタリア・セリエAのブレシアでトレーニングを複数回にわたって無断欠席するなど問題が勃発している。契約解除に向けた動きが進んでいるとされるなか、ディエゴ・ロペス監督は「別の道を歩むことになった」と、それを認めた。
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ブレシアは今季、2010-11シーズン以来のセリエAに復帰し、その目玉補強がバロテッリだった。しかし、ここまでの成績はリーグ戦19試合5ゴール。チームを残留争いから救うには満足できない数字であり、3年契約を結んでいたもののあくまでも“セリエAでの契約”という条件から降格すれば移籍金ゼロのフリー移籍になることが指摘されていた。
一方で、3月中旬から新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦などが中断。そして5月に入って部分的グループトレーニングから解禁されていくなかで複数回にわたって無断欠席が報じられた。本人はそれを報じたメディアに対して「何も知らずに書くのか」と反論していたが、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は弁護士を交えて契約解除への動きが進んでいると報じた。
また、イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」はブレシアを率いるロペス監督のコメントを報じている。
「人生では言葉ではなく事実が重要だ。真実はここにあり、チームは一つの道を歩むと決断し、マリオは別の道を歩むことになった。彼がルーツのある街でプレーすることは大きな利益になると思ったが、もっともっとやらなければならなかった」
今後は代理人のミノ・ライオラ氏も交えた協議の末に結論が出されるとみられる。一方でロペス監督は「彼は30歳になるかどうかという年齢で、40歳の選手ではない。これがキャリアの終わりではないだろう」と、今後のキャリアには気遣いの言葉を残した。
ここ数年はフランスでのプレーが続いたバロテッリだが、母国に戻ってのシーズンは後味の悪い終わり方ということが決定的になったようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)