人種差別に“抗議”の意 ブンデス選手、試合前にメッセージ付きTシャツ、腕章着用
アメリカで起きた黒人暴行死事件を受け、ピッチ上で“抗議”メッセージ
アメリカで起こった警察官による黒人暴行死事件はスポーツ界においても大きなうねりとなっている。各有名アスリートによる抗議活動が行われるなかで、現地時間6日に開催されたドイツ・ブンデスリーガでも多くのクラブや選手がピッチ上で行動に移したと英公共放送「BBC」が報じている。
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ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫されて死亡した事件を受けて、アメリカ国内をはじめとした世界各地で「ブラック・ライブズ・マター」と呼ばれる運動、デモ活動が起きている。またドナルド・トランプ大統領の発言がさらに波紋を広げているなかで、フットボーラーも行動に移している。
この日、シグナル・イドゥナ・パルクで行われたドルトムント対ヘルタ・ベルリンの試合前には、両チームがセンターサークルを囲んで、抗議の意を示す片膝をつくポーズを取った。そしてイングランド代表MFジェイドン・サンチョ、スイス代表GKロマン・ビュルキらといったドルトムントの主力選手たちは「平和がなければ、正義はない」、「団結を」と記されたメッセージTシャツを着用してウォーミングアップに臨んだ。
ブンデス王者のバイエルン・ミュンヘンもレバークーゼン戦(4-2で勝利)の前に、「人種差別に対しての赤」と記されたメッセージTシャツ、そして「BLACKS LIVES MATTER」の文字が刻まれた黒の腕章を着用。またマインツ所属のカメルーン代表MFピエール・クンデ・マロングはフランクフルト戦で試合を決定づける追加点を決めた後、片膝を地面につけるパフォーマンスを見せるなど、各クラブがメッセージを発信している。
(FOOTBALL ZONE編集部)