中村俊輔は「ドリブルでのゴール方法を知っていた」 15年前の個人技弾に海外再脚光

セルティック時代の中村俊輔のドリブルにも注目【写真:Getty Images】
セルティック時代の中村俊輔のドリブルにも注目【写真:Getty Images】

2015年12月のリビングストン戦で右サイドをドリブル突破して決勝ゴール

 元日本代表MF中村俊輔(横浜FC)は、フリーキック(FK)のスペシャリストとして知られている。しかし、海外メディアは、「ドリブルでゴールする方法も知っていた」と2005年のゴラッソに着目している。

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 横浜マリノス(当時)でプロキャリアをスタートさせた中村は、2002年に海外挑戦。日本人史上4人目のセリエAプレーヤーとしてレッジーナで3年間プレーし、2005年にスコットランドへ渡った。

 セルティックでは在籍4年間でリーグ優勝3回、2006-07シーズンには年間最優秀選手に輝くなどレジェンドとして語り継がれる活躍を見せたが、なかでも2006年11月21日に行われたCLグループステージ第5節ユナイテッド戦(1-0)で決めた決勝FK弾は伝説として刻まれている。

 その後、スペインのエスパニョールを経て、Jリーグに復帰。横浜FM、ジュビロ磐田、横浜FCでプレーし、J1リーグでの直接FKによるゴールは歴代1位の24得点と、FKのスペシャリストとして君臨している。

 そのなかで、米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版は「シュンスケ・ナカムラ:日本フットボール界のスターはフリーキックで有名だった。しかし、『ESPN.com』は彼がドリブルをしてゴールをする方法も知っていたとしてこのゴールを覚えておきたい」として、セルティック時代の2005年12月に行われた本拠地リビングストン戦(2-1)の個人技弾を紹介した。

 1-1で迎えた後半42分、中村は右サイドでスルーパスを受け、そのままドリブルでペナルティーエリア内に侵入。右から左への切り返しで待ち構えていたマーカーを置き去りにし、スペースを作ると、左足を振り抜いてニアサイドに強烈な決勝ゴールを突き刺した。

 当時、英公共放送「BBC」でも「複数のタックルをすり抜け、18ヤード(約16.4メートル)の途轍もないシュートを決めた」を報じられた一撃。FKの印象が強いなかで生まれたドリブル突破弾は、海外でも語り継がれているようだ。

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