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本田のライバルがまた1人ミランを去る? 昨季チーム得点王に”爆買い”中国が13億円オファー
メネズ獲得に動く上海申花 資金難のミランは放出に前向き
昨季リーグ16得点を決めたACミランFWジェレミー・メネズが、ワールドクラスの”爆買い”でフットボール界を震撼させている中国1部リーグの上海申花に移籍する可能性が急浮上している。フランス地元紙「Le 10 スポーツ」が報じている。
メネズは昨季、低調なミランのなかにあって16得点4アシストと活躍した。今季就任したシニシャ・ミハイロビッチ監督からはトップ下のレギュラーとして期待されていたが、開幕前から持病の腰痛が悪化。開幕前に一度手術を受けたが、リハビリの失敗により2度目の手術を受ける不運に見舞われ、長期離脱を余儀なくされていた。
14日のジェノア戦で後半32分から途中出場を果たしていたメネズは、最新のレポートによると上海からオファーを受けており、年俸などの条件で話し合いが続いているという。
上海側は年俸700万ユーロ(約9億円)を提示しているが、メネズ側は1000万ユーロ(約13億円)を要求。ミラン側には1000万ユーロの移籍金が提示されたという。2014年夏に移籍金ゼロで獲得しているメネズだけに、資金難で苦しむミランは売却益を求めて放出に前向きだという。
パリ・サンジェルマン時代の同僚ズラタン・イブラヒモビッチが、「最も才能のあるフランス人」と絶賛するほどの攻撃力とセンスの持ち主だが、ムラがあり、守備面や戦術実行能力などの面で批判を集めることもある。上海申花にはインテルからコロンビア代表MFフレディ・グアリンが移籍した。昨季「本田のライバル」として中盤の定位置を争ったエースも、”爆買い”の波に乗るのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images