CL制覇を手繰り寄せた一手? 元バルセロナ監督が明かす2015年CL決勝前の“渾身演説”
現スペイン代表のエンリケ監督は、対戦相手のユーベの気持ちになってみろと力説
バルセロナは2014-15シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、ユベントスに3-1で勝利した。この時、チームを率いていた現スペイン代表のルイス・エンリケ監督が、大一番を前に行った“演説”の内容を明かしている。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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エンリケ監督はオフィシャルTV「バルセロナTV」に出演し、5年前のCL決勝での勝利を回想。当時、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマール(現パリ・サンジェルマン)を擁し、ドイツの首都ベルリンの地でユベントスを3-1で破っている。
この試合前、ルイス・エンリケ監督は選手たちに問いかけをしたことを明かした。
「試合前に私は半分、冗談も込めて選手たちに『この試合で起こりえる、最悪なことは何だと思う?』と聞いたんだ。シャビや(ダニエウ・)アウベスといったベテランたちが何人か口を開いて『自分たちのスタイルを貫けないこと』などと答えていた。すべての答えがサッカーに関するものだった。
そこで私は『最悪なことは、このバルセロナと対戦しなければならないユベントスの選手になることだ!』と言ったんだ。『スアレス、ネイマール、レオ、アンドレス・イニエスタ、(セルヒオ・)ブスケッツをマークすることを想像してみろ。それから(マーク=アンドレ・)テア・シュテーゲンから点も取らないといけない。モラタは、マスチェラーノとピケを破らないといけないし、エブラはダニ・アウベスの攻撃参加に耐えなければいけないんだ!』とね」
ルイス・エンリケ監督は「半分は冗談だったが、現実にユベントスの一員でバルセロナについて話すことを想像したら、恐ろしいよ!」と、当時を振り返った。
クラブ史上通算5度目の欧州制覇に導いたルイス・エンリケ監督だが、この日、選手たちにかけた言葉にも手ごたえがあったようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)