セルビア代表MF、妻のSNS人種差別発言で謝罪 米クラブ契約解除に発展「全責任を負う」
米LAギャラクシーのMFカタイ、妻の投稿が原因で契約解除「お詫びします」
米MLS(メジャーリーグサッカー)1部のLAギャラクシーは現地時間5日、双方合意のうえでセルビア代表MFアレクサンダル・カタイとの契約を解除したと発表した。カタイの妻がSNSで人種差別的な発言をアップして物議を醸し、結果的にクラブから退団という事態を迎え、カタイは「私が全責任を負う」と謝罪している。MLS公式サイトが報じた。
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事の発端は、カタイの妻ティアがインスタグラムに投稿した文面だった。アメリカではジョージ・フロイド死亡事件に抗議する人種差別反対デモが激化。そのなかでカタイの妻はデモに参加する人々に対して「この役に立たない人たちを殺して!」と侮蔑し、靴箱を持った人に対して「Black Nikes Matter(ブラックナイキ問題)」などと嘲笑の言葉を繰り返していた。
しかし一連の投稿が問題視され、LAギャラクシーは5日に公式サイトで「MFアレクサンダー・カタイと契約を解除することで双方合意した」と発表した。
カタイは自身のインスタグラムを更新。「妻が残した文は、受け入れがたい」と記した一方、「私は白人優越主義と黒人への人種差別や暴力行為を強力に糾弾する」と声明。また妻の行為に関して「これは私の家族の過ち。私が全責任を負う」と続け、「このような投稿がLAギャラクシーファミリーと人種差別との戦いに参加しているすべての同盟者に苦痛を与えてしまったことをお詫びします」と謝罪している。
アメリカだけでなく、世界中で人種差別反対デモが起きているなか、妻の軽率な投稿によりカタイは契約解除という悲運に見舞われた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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