18年前の衝撃 トルシエJ、日韓W杯ベルギー戦を敵国回顧「小野以外は知らなかった」
日本が欧州の強豪ベルギー相手に一時リードを奪い、最終的にW杯初の勝ち点1を獲得
18年前の6月4日は日本にとって、歴史的な日となった。初のワールドカップ(W杯)開催国として挑んだ日韓大会、グループリーグ初戦のベルギー戦でW杯初の勝ち点1を手にしたのだ。海外メディアは「シンジ・オノは知っていたが、他の選手は知らなかった」と当時を回想している。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
「2002年6月4日:ロベール・ヴァサイジュ監督が日本で怒った日」
このように見出しを打ったのは、ベルギーのスポーツ誌「Sport/Voetbalmagazine」だ。
当時、日本は1998年フランス大会に続いて2度目の出場。ベルギー、ロシア、チュニジアと同組に入ったなかで過去のW杯成績(出場1回/0勝3敗)は一番低く、海外組はMF中田英寿(パルマ)、MF小野伸二(フェイエノールト)、MF稲本潤一(アーセナル)、GK川口能活(ポーツマス)の4人だけだった。
「東京近郊の埼玉。ホスト国(日本)は当時まだ誰にも知られているわけではなかった。選手たちは、フェイエノールトで攻撃的MFとしてプレーしていたシンジ・オノ以外は知らなかった。メディアは『ホスト国は若くて熱狂的だが、心配の必要はない』と結論づけていた」
記事では、ベルギー側は未知の日本に勝利を確信していたとしている。その一方で、5万人を超える大観衆が詰めかけた埼玉スタジアム2002の様子については、「ベルギーサポーターは小規模で、スタンドは日本人が大半を占め『ニッポン、ニッポン』と声援を送った」とファンの熱狂ぶりについても触れた。