9戦無敗と好調もミラン監督と会長の関係が悪化 CL出場権を逃せば解任か

選手の奮起を促す巧みな用兵術を見せるが…

 2-1で勝利した14日のジェノア戦では、イタリア代表MFリッカルド・モントリーボが中盤で攻守に奮闘し、本田は1得点1アシスト。サンシーロのサポーターから罵声を浴びてきた2人が喝采を浴びるパフォーマンスを見せ、チームは来季のCL出場権獲得圏内となる3位フィオレンティーナと勝ち点6差の6位にまで巻き返している。だが、指揮官と会長の関係は悪化。就任時に2年契約を結び、来季まで契約を残しているものの、3位に入ってCL出場権を獲得できなければ解任されるという。

 16歳の守護神ジャンルイジ・ドンナルンマの抜擢など、若手育成にも手腕を示している鬼軍曹は、歯に衣を着せぬ発言で選手の奮起を促す一方、会長の現場介入をすんなりと受け入れず、フィリッポ・インザーギ前監督ら前任者たちとは一線を画している。

 CL出場権獲得という高いハードルに立ち向かうミハイロビッチ監督を、上昇気流に乗る本田ら選手たちは救うことができるだろうか。22日の2位ナポリとのアウェーゲームで、好調ミランの真価が問われる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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