9戦無敗と好調もミラン監督と会長の関係が悪化 CL出場権を逃せば解任か

2年契約のミハイロビッチ監督 名物会長の現場介入を許さず関係は「冷え切った」

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、1月9日の第19節ローマ戦(1-1)から公式戦9試合無敗(6勝3分)と逆襲モードに転じている。スタメン出場を続ける本田がミラン逆襲のシンボルと報じられるなか、チームを率いるシニシャ・ミハイロビッチ監督は、シルビオ・ベルルスコーニ会長との関係が悪化しているという。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できない場合、契約期間を残しながら解任される可能性が高まっている。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

 “鬼軍曹”と呼ばれるセルビア人指揮官は、リーグ中盤戦に来て確かな手腕を示している。だが、イタリア首相も務めた名物オーナーにも媚びを売らない豪放磊落なキャラクターが、その立場を危うくしているという。

 記事では「ミハイロビッチ監督は彼のやり方でグループを団結させた。監督はいろいろな戦術を試して、システムも4-4-2に最終的に固定させた。モントリーボと本田は挽回のシンボルとなった。しかし、ベルルスコーニ会長と監督の関係は冷え切った。3位に入らなければ、アディオ(離別)だ」と報じられている。

 

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