クロップ流完成の最後のピースか⁉ リバプールがラツィオのエースコンビ獲得へ
ビリアはマンUなど争奪戦へ
ビリアは2014年ブラジルワールドカップにアルゼンチン代表として参加。中盤の底でパスを散らしながら守備面でも激しいプレスを掛けていくスタイルでラツィオの核となっている。クロップ監督はドルトムント時代にも中盤の底で、トルコ代表ヌリ・シャヒンやドイツ代表イルカイ・ギュンドアンといったパサーを重用している事から、ビリア確保は重要なテーマとなっている。
一方、ビリアに関してはマンチェスター・ユナイテッドも獲得に乗り出しているとレポートされている。ラツィオのスポーツディレクターであるイゴール・ターレ氏は「カンドレーヴァとビリアの2人はとても重要な選手だと思っているし、出ていきたいと考えているとは思わない。もし彼らがラツィオを去りたいと考えているなら、何が本当に重要なのかを伝えるよ」と放出拒否の構えを見せている。
攻守に豊富な運動量が必要となるクロップスタイルはセンスを選ぶ戦術だ。今季は故障者の続出によりベストメンバーで戦うことができていないが、来季完璧な状態で実現するため、タレントの確保にリバプールは必死の様子だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2