元マンUのDFエバンス、ファン・ペルシー加入時の‟衝撃“を振り返る　「天才的な補強だった」

　プレミアリーグで2度の得点王を獲得した元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー氏は、フェイエノールトやアーセナルで活躍した後、2012年にマンチェスター・ユナイテッドへ加入し、前年に続いて得点王となった。当時のチームメートたちは、ファン・ペルシー加入の衝撃を「天才的な補強だった」などと振り返っている。英紙「ガーディアン」が報じた。

　ファン・ペルシーは2002年にオランダのフェイエノールトでプロデビュー。同クラブでは日本代表MF小野伸二（現FC琉球）とも同僚だった。その後、04年にアーセナルに移籍し、8シーズンにわたってプレーした後、12年にユナイテッドへ加入した。

　アーセナル所属最終年にはプレミアリーグ得点王に輝くなど、すでに世界屈指の点取り屋として実績を残していたファン・ペルシー。アーセナルからの移籍が実現したことは、当時の同僚選手にとっても大きなサプライズだったようだ。

　当時ユナイテッドで主力選手の1人だった北アイルランド代表DFジョニー・エバンス（現レスター・シティ）は、「天才的な補強だった」とファン・ペルシーの加入を振り返り、「ライバルクラブで長く活躍していた選手を連れてきたんだ。みんなが衝撃を受けたよ」と、当時の驚きを語っている。

　ファン・ペルシーはユナイテッド加入1年目からゴールを量産。リーグ戦38試合で26得点をマークし、前年のアーセナル在籍時に続く得点王に輝いた。

　新天地でも期待通りの活躍を見せた当時のファン・ペルシーを、ユナイテッドで12-13シーズンにリーグ戦10試合に出場していた元デンマーク代表GKアンデルス・リンデゴーア（現ヘルシンボリ）は、「彼は初日からその能力と特性で大きなインパクトを残していた」と回想。「今まで見てきたなかで最もテクニカルな選手。彼のボールコントロールは素晴らしく、それが両足でできるんだ」と、その技術の高さを称賛した。