「クリスティアーノはあと2、3年で…」

　メッシ礼賛の声はとどまらない。立て続けにロナウドとの比較を問われると、カッサーノはふたりのテニスプレーヤーを例に挙げて饒舌に語る。

「クリスティアーノは（ラファエル・）ナダル、メッシは（ロジャー・）フェデラーみたいなもんだよ。もちろんナダルは怪物的な強さだ。だけど、フィジカル的な衰えが出て以降、勝てなくなっている。一方でフェデラーは35歳なのに、いまだにそのクオリティーは世界最高だ。現時点でのクリスティアーノはメッシと肩を並べているけど、彼はあと2、3年で衰えるだろう。メッシは35、36、37歳……とプレーするんじゃないか」

　インテル時代は日本代表DF長友佑都とともに名門を支え、33歳の今でも現役サッカー選手としてピッチに立つカッサーノは、選手としての息の長さも重要だと考えているようだ。とはいえ、このコメントを聞いて面白くないのはロナウドだろう。“悪童ファンタジスタ”の辛口評価を跳ね返すような活躍を、今後も見せられるだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images