今夏は「9番が動くタイミング」 移籍市場で注目されるストライカー10人を伊メディア特集
10人目は“隠し玉”を選出 今夏はトレード型の移籍が増加する可能性も
イタリアでは、王者ユベントスのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが「場所を空けなければいけない存在」として放出濃厚とされている。これまでには母国アルゼンチンの古巣リーベル・プレートや、アトレティコなどが移籍先候補として名前が挙がっていた。
フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)からは、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが契約満了に伴う退団が濃厚となっている。記事では「インテルが真剣に獲得を望んでいる」と伝えている。
スペインでは強豪レアル・マドリードのセルビア代表FWルカ・ヨビッチが放出の可能性を示唆されている。ヨビッチ自身は来季に向けてレアルで戦力になれると証明したい意向があるとのことだが、現状では5000万ユーロ(約60億円)級のオファーがあれば放出に応じる見込みと報じられ、ACミランも獲得に興味を示しているという。
プレミアリーグでは、ウォルバーハンプトンの前線で存在感を放つ190センチの長身FWラウール・ヒメネスも注目されている。特に、近年ユベントスと関係の深い代理人であるジョルジュ・メンデス氏が積極的な売り込みを図っているようだ。
また、最後の10人目の“隠し玉”としてブンデスリーガのヘルタ・ベルリンに所属するFWマテウス・クーニャをピックアップ。先月末に21歳になったばかりのブラジル人アタッカーだが、インテルの強化部門幹部のピエロ・アウシリオ氏とジュゼッペ・マロッタ氏が注目しているという。若手発掘に定評のある両氏だけに、名前を覚えておく価値のある選手だと言えそうだ。
他にもビッグネームが移籍の話題を振りまくことは予想されるが、移籍が現実的な選手は上記のような「9番」タイプが多いというのが今回のオフの特徴と言えそうだ。新型コロナウイルスの影響で各クラブが減収しているなか、トレード型の交渉も活発になると予想されるだけに、意外な移籍も成立するかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)