今夏は「9番が動くタイミング」 移籍市場で注目されるストライカー10人を伊メディア特集
ストライカーの移籍が活発化する可能性を指摘
今季の欧州サッカーは新型コロナウイルスの影響により日程が前代未聞の不規則さになっているが、来季に向けた補強動向が注目される時期に来ているのは例年と変わらない。そして、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、来季に向けたオフの特徴を「9番が動くタイミング」として、エース・ストライカーになるタイプの選手が移籍しやすいと特集している。
特集では来季に向けての移籍が注目される「9番」タイプの選手が10人ピックアップされた。そのトップを飾ったのはブンデスリーガのライプツィヒに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナー。多くのクラブが獲得への興味を示すなかで、イングランド・プレミアリーグの優勝が間近になっているリバプールが第一候補。そして、アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの放出で資金を手に入れたイタリア・セリエAのインテルも現実的な獲得ラインにあるとしている。
プレミアリーグのアーセナルからは、2人の選手が退団する可能性があるという。まず、フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットはインテルとスペインの強豪アトレティコ・マドリードが移籍先の候補。そして、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンは契約が残り1年となるタイミングだけにアーセナルは何とかして契約延長にこぎつけたいとしている。これまでの報道ではスペインの強豪レアル・マドリードの興味などが報じられていた。
そして、そのアーセナルはFWを失った場合にフランス1部リヨンのFWムサ・デンベレの獲得を目指すとしている。一方で、同リーグのマンチェスター・ユナイテッドとの獲得競争は厳しいものになるとの見通しも報じた。
また、打ち切りの決まったフランス1部で得点王を獲得したモナコのFWウィサム・ベン・イェデルも去就が注目されている。特集ではスペインやイングランドの複数クラブが興味を示しているが、少なくとも4000万ユーロ(約48億円)を超えるラインでの競争となるようだ。