復活の“リベロ”長谷部は「最も賢い選手」 独紙称賛…先発落ちの日々は「理解に苦しむ」

フランクフルトMF長谷部【写真:Getty Images】
フランクフルトMF長谷部【写真:Getty Images】

2戦連続でリベロとして先発、ヴォルフスブルク戦では7戦ぶりの白星に貢献

 フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、5月30日に行われたブンデスリーガ第29節ヴォルフスブルク戦(2-1)で2試合連続となる先発出場を果たすと、3バックの中央で最後方からチームを統率。攻守にわたってチームを牽引し、フランクフルトにリーグ戦7試合ぶりの白星を呼び込んだ。この同選手の活躍に対し、ドイツメディアからは称賛の声が相次いでいる。

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 ドイツ紙「ビルト」は、ヴォルフスブルク戦の長谷部について「リベロとしての役割を果たし、最も良かった頃と変わらないプレーを見せた。不安定だったフランクフルトの守備に落ち着きと秩序をもたらしている」と論評。同選手のスタメン復帰によって、ディフェンスが以前よりもはるかに安定感が増したと分析している。

 一方、フランクフルトの地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」は、長谷部の攻撃面での貢献を高く評価している。「フランクフルトが繰り出す鋭い鉤爪(かぎづめ)」と題した記事の中で、同紙のインゴ・ドゥルステヴィッツ記者は「アディ・ヒュッター監督が今のフォーメーションに戻すことをこれほど長い間拒んでいたのはなぜなのだろうか? チーム内で最も賢い選手である長谷部の起用を頻繁に断念していたことは理解に苦しむ」として、昨年末に4バックシステムが導入されてから先発を外れることもたびたびあった長谷部を巡る指揮官の方針に疑問を投げかけた。同時に、「長谷部がいることで試合の組み立てが可能になる。彼の状況を察知する能力は、並の選手よりもはるかに優れている。それは36歳になった今も変わっていない」と、長谷部の精度の高いパスと正確な状況判断を絶賛している。

 フランクフルトは、3日にアウェーで日本代表FW大迫勇也の所属するブレーメンと対戦する。前節ヴォルフスブルク戦から中3日での試合となるが、長谷部の3試合連続スタメン出場が有力視されている。2戦連続ゴールと勢いに乗っているチームメートの日本代表MF鎌田大地とともに、長谷部がブレーメン戦でのキーマンになりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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