リバプール、人種差別撤廃へ”集合写真”で訴え 南野もスター選手らと参加「団結は力だ」
リバプールが公式インスタグラムで大きな輪を作った動画を投稿し、メッセージを発信
日本代表MF南野拓実が所属するリバプールがアメリカで起きた警察官の黒人男性殺害事件を受けて、人種差別撤廃を訴えるメッセージをチームで発信した。選手たちが片膝立ちで大きな輪になり「団結が力だ」と訴えかけている。
ミネソタ州ミネアポリスで起きた殺人事件は世界中に衝撃を与えた。白人の警察官が拘束した黒人男性ジョージ・フロイドさんの首を膝で押さえつけ殺害。この事件を機に、アメリカでは各地で人種差別を訴える抗議デモが140都市で行われ、暴動にも発展している。
サッカー界からも多くのメッセージが発信されている。ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョは5月31日に行われたパーダーボルン戦(6-1)でゴール後にユニフォームを脱ぎ、インナーシャツに書かれた「Justice for George Floyd(ジョージ・フロイドのための正義を)」のメッセージを発した。
他にもマンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードやフランス代表MFポール・ポグバらもSNSを通じて発信を行っている。
そうしたなかで欧州王者のリバプールもチーム一丸となったメッセージを発表。クラブの公式ツイッターは「団結は力だ」というコメントとともに選手たちが片膝立ちになり、ピッチのセンターサークルに沿って一つの大きな輪を作っている集合写真を投稿した。
主将のイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク、イングランド代表MFジェームズ・ミルナーらリバプール所属選手の多くも同様の投稿を行っており、チーム全体で人種差別撤廃を訴えた。
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