ラッシュフォード、人種差別問題に悲痛な思いを告白 「黒人の命、文化、コミュニティは大切」
自身の公式インスタグラムで人種差別問題について言及
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが、アメリカで警官が黒人男性を殺害した事件を発端に、抗議活動が暴動に発展するなどの社会問題になっているのを受けて、インスタグラムで社会が「これまで以上に分裂している」などと力強いメッセージを訴えた。英紙「インディペンデント」が伝えた。
アメリカのミネソタ州ミネアポリスで5月25日、白人警官らが拘束した黒人男性ジョージ・フロイドさんの首を膝で押さえつけて殺害した事件が起きた。これを受けて、アメリカでは全土で抗議デモが発生。なかには警察当局とデモ参加者が衝突し、暴動化しているものもある。
サッカー界を含め、スポーツ選手らからも人種差別反対の声が多く上がっている。5月31日にはブンデスリーガ第29節のパダーボルン-ドルトムント戦(1-6)でプロ初のハットトリックを達成して勝利に貢献したイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、1点目を決めた直後にユニフォームを脱ぎ、「Justice for George Floyd(ジョージ・フロイドのための正義)」と手書きで書かれたインナーシャツを見せて注目を集めた。
それに続いて、人種差別反対に声を上げたラッシュフォード。インスタグラムで「(SNSを)更新していなかったここ数日間、世界で何が起きているのかを理解しようとしていた。それと同時に、人々に対し、協力してともに行動を起こし、結束しようと呼びかけてきた。社会はこれまで以上に分裂している。人々は傷つき、答えを必要としている」とコメント。「黒人の命、黒人の文化、黒人のコミュニティは大切。私たちも大切な存在だ」と力強いメッセージを綴っている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)