ACミラン・インザーギ監督が改めて本田を「重要な選手」と評価も開幕戦の先発起用は明言せず
「僕は本田がミランにいてくれて嬉しい」
――チームの精神は見つかったのか。
「初めから精神はあったから、心配はなかった。過小評価されている選手もいた。監督は細かいところまで注意して、選手の実力を生かして、向上させるのが仕事。サポーターには応援してほしい。それが僕たちは必要だからね」
――ラツィオの怖さは?
「驚きのチームの一つ。カウンターでFWにスピードがある。強いところも、弱さもある。弱点も突いてやりたい。ミランの精神が戻ってきた。何かを作り上げるベースはできている。スタートするベースはある」
――チャンピオンズリーグの決勝と同じように明日は感動すると思うか?
「選手としての感動と同じかはわからない。最高の力を尽くしてやりたい。そうすれば選手はついてきてくれる」
――TIMカップを制した後、本田はよくなったのか? 明日は先発か?
「今日の練習の後に決める。いつも言っているように、本田は重要な選手。とても技術が高く、プロ意識が高い選手。先発するか、途中出場かはわからないが、僕は高く評価しているし、チームメートたちからも高く評価されている。僕は彼がミランにいてくれて嬉しい」
インザーギ監督は「チームはとても成長している。どこまでのレベルかはわかないが、信頼している。チームはやる気に満ち、よく練習している。僕は落ち着いている。少し前には、実力はあっても、出し切れていなかった」とも話しており、シーズン開幕を前にチームの仕上がりに手応えを感じている様子だ。
「明日はいい試合をして、サポーターの心をつかみたい。サポーターの力が必要だから」
今度は監督として古巣を率いるフィリッポ・インザーギ。果たして、新シーズンの重要なスタートで結果を残すことができるか。そして、そのピッチに本田は立つことができるのか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web