ラツィオ戦を前にチームの仕上がりに手応えを口にした指揮官

　ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が30日、セリエA開幕戦のホーム、ラツィオ戦（31日）に向けた前日会見に臨み、日本代表MF本田圭佑について改めて「重要な選手」と高い評価を下した。先発での起用については明言を避けたが、その言葉からは戦力として期待している様子をうかがわせた。以下が主なやり取り。

――明日はいよいよデビュー戦となる。

「素晴らしい感動の試合だ。僕のスタジアムにまた戻って、サポーターの前で試合ができる。選手たちはこのユニフォームにかけて、全力を出してくれる。いいデビューができると思う。難しい試合だとしても」

――常に主役だ。

「プリマベーラの監督としての経験はとても有益だった。僕は落ち着いている。素晴らしい最高のスタッフがいてくれるから」

――細心の注意を払っているか？

「それは最低限のこと。敵にダメージを与えるような攻撃ができるように準備した。難しいシーズンの後で、サポーターたちは待っている。全力を尽くして試合をしよう」

――TIMカップのトロフィーは手応えあったか？　フェルナンド・トーレスも加入するが。

「感動は普通なこと。チームは自信が必要だったし、自信を取り戻してきた。でも他の親善試合も悪くなかった。ポジティブなあの夜を、また明日の試合でも見せたい。トーレスのいいポジションも探したい。4－3－3が良ければそのままいくし、固定してはいない」