中村俊輔、セルティックの“左足部門”歴代トップに選出 「目にする絶対的な喜びだった」
パーツ別にセルティック歴代最高の選手を選定 “左足”部門は中村に決定
セルティックは今季スコットランドリーグ9連覇を果たすなど絶対的王者として君臨し、これまで数多くのトッププレーヤーを輩出してきた。英メディアは過去に在籍した選手をパーツ別で特集しており、元日本代表MF中村俊輔(現・横浜FC)は“左足部門”で選出されている。
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2005年にセリエA・レッジーナからセルティックに移籍した中村は瞬く間に主力へ定着し、リーグとカップ戦を制した06-07シーズンには年間最優秀選手に輝いた。在籍4年間でリーグ戦128試合29得点を記録。リーグ優勝3回に貢献したレジェンドとして語り継がれる存在となり、退団してから10年以上の月日が経った今も依然としてスコットランドやイングランドのメディアで中村の名が取り上げられることも多い。
とりわけ、2006-07シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージでマンチェスター・ユナイテッド相手に叩き込んだ2本の直接FK弾は伝説として歴史に刻まれている。英サッカーサイト「90min」は「セルティックの完璧なフットボーラーを形成」と見出しを打ち、パーツ別で過去に在籍した選手の“トップ”を選出している。
“頭部”の部位ではバルセロナやユナイテッドでプレーした元スウェーデン代表FWヘンリク・ラーション、“頭脳”には現在世界最高のセンターバックと評されているリバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを指名。“目”はセルティックに16年間在籍していた元スコットランド代表MFポール・マクトネイが選出されていた。
他の各部位もそれぞれ歴代の在籍選手が当てはめられているなか、“左足”部門には中村がノミネート。「史上最高のフリーキッカーの1人である中村は、セルティック加入以来、即座にキープレーヤーとなった。FKを獲得した場面で姿を現わす“ナカ”は、目にする絶対的な喜びだった」と振り返っている。
「最も印象的なFKはユナイテッド戦になるだろうが、“ナカ”は左足の杖を使って、(GKエドウィン・)ファン・デル・サールを無力化させた。30ヤード(約28メートル)から絵に描いたような完璧な一撃で、本当に象徴的なシーンとなった」
中村の“左足”は、セルティックにとって忘れがたいものとなっているのは間違いない。