ミラン愛を貫く本田を伊紙が称賛 「様々な要素がブレンドされた不可欠な10番」
ジェノア戦の勝利の立役者となった本田に各紙が最高点
衝撃の30メートル弾で、ACミランが2-1と勝利したゲームの主役になった日本代表FW本田圭佑。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、14日の本拠地ジェノア戦で先制ゴールを決めたFWカルロス・バッカと、2点目を挙げた本田が抱き合う写真を一面に掲載し、「ホンダ ミラン」という見出しで報じている。
同紙の採点でも、本田には「7点」が与えられ、FWバッカ、MFリッカルド・モントリーボとともにチーム最高評価タイとなった。ゲームの最優秀選手であるとされ、寸評でも「リーグ初ゴールを決め、バッカへの先制点のクロスは、泥沼から華麗に抜け出させた。重大なシーンで決定的な働きをした」と、称賛している。
同様に、「コリエレ・デロ・スポルト」紙は本田にチーム単独トップとなる「7点」を与え、「ゴールが戻った。これはリーグでミランのエリア外からの初ゴールでもある。バッカへのアシストもあった」と称賛した。また「トゥット・スポルト」紙も、バッカとトップタイの「7点」と評価し、「スタートから最後まで試合の中心に入っていた。1-0になった彼のアシスト、35メートルから左足でのゴールが2-0と、価値があった」と報じた。
また、ガゼッタ紙は「ジェントルマンなサムライ」として、本田の特集記事も掲載している。
「10番を感じない10番かもしれないが、ミランでの2年間は本田をさまざまな要素がミックスされた興味深い選手に作り上げた。FWやDFのエッセンスが少しずつ加わり、ウイング、サイドハーフ、トップが少しずつブレンドされる。ミハイロビッチ監督にはこういう選手が必要だった。セードルフにもインザーギにもそうだった。昨日は、この試合の決定的な働きだった。この試合で本田は10番の仕事をした。ゴールはとても美しいものだった。CKから発展させたバッカへのアシストに加え、このゴールで試合を決定づけた」