悪童バロテッリが戦力外危機? 途中出場での怠慢プレーにミラン監督が激怒

厳罰を示唆した鬼軍曹 「自己犠牲できないなら…」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、14日のジェノア戦で1得点1アシストの活躍を見せ、チームの2-1の勝利に貢献した。一方で、一気に戦力外危機を迎えた男がいる。悪童FWのマリオ・バロテッリだ。後半43分から投入された問題児は、怠慢プレーでシニシャ・ミハイロビッチ監督の激昂を買っている。

 試合後、イタリアテレビ局「メディアセット・スポーツ」に登場した鬼軍曹は怒っていた。

「我々は3点目を決めるべきだった。でも、リスクを冒すべきではなかった。あれは私のミスだ。94分目にチームのために自己犠牲できない人間は、これ以上フィールドに立つべきではない」

 試合後、激怒した指揮官はピッチ上でバロテッリを怒鳴りつけた。カルロス・バッカとの2トップで先発が予想された悪童だが、足の付け根痛からFWエムベイエ・ニアングが復帰したことで、結局スタメンから外れた。終盤に投入されたバロテッリの動きは、指揮官の目には怠慢と映ったようだ。二度と起用しないという厳罰を示唆するコメントを残している。

「バロテッリだけではない。他にも2、3人そういう選手がいた。私が誰のことを指しているのか、彼らは理解しているだろう」

 公式戦9試合連続で無敗と好調なミランで、攻守に奮闘する本田が評価を高める一方、絶大なポテンシャルを誇る悪童が戦力外危機に立たされるなど、攻撃陣のなかでも明暗がくっきりと分かれている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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