鹿島の貴公子レオナルド、伝説の“リフティング弾” 左足で6回…突然「視界が開けた」
相手GK楢﨑も感嘆 「シュートのタイミングがちょっとずれていて…」
現役バリバリのブラジル代表でもあったレオナルドに、手玉に取られた格好の横浜フリューゲルス(当時)の選手たちは、茫然自失だ。ペナルティーエリア内だったので、下手に手出しができなかったとはいえ、すっかり脇役に回された。
当時プロ1年目の19歳ながら、ゴールを守っていた元日本代表GK楢﨑正剛は、のちに「シュートのタイミングがちょっとずれていて、反応しきれなかった」と証言している。
あれからおよそ25年。見るものの心をつかんで離さないレオナルドのリフティングゴールは、Jリーグ史を彩る珠玉の伝説と化している。