「誇らしく感じた」 浦和監督、コロナ禍で再認識した発信の意義とクラブの“使命”
大槻監督がJリーグ再開に向けたトレーニングに言及 「やることは多い」
浦和レッズの大槻毅監督は、新型コロナウイルスの感染拡大により停止していた活動が再開したことを受け、「また仕事ができる環境は、いろいろな人の努力や行動によってのもの」と感謝の言葉を残し、7月4日のJ1リーグ再開に向けた準備のポイントなどを話した。
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大槻監督は昨季5月末にオズワルド・オリヴェイラ監督の契約解除を受けて就任。AFCチャンピオンズリーグで準優勝の結果を残した一方、リーグ戦では苦戦を強いられ、最終節まで残留が確定しなかった。今季はシーズンオフのキャンプで4バックを導入するなど改革に乗り出し、2月には公式戦2連勝のスタートを切ったものの、新型コロナウイルス感染拡大の社会情勢を受けて活動が停止になっていた。
27日から活動を再開した浦和だが、現時点ではフィールドプレーヤー6人か7人にGKを1人加えた構成を4グループ作ってトレーニングをしていると話す。その理由を「感染した場合のリスクを考えたもの。何かがあった時に被害を最小限にすること」と話した。そして、ここからリーグ再開に向けてのチーム構築についてのプランは、クラブとの話し合いも行われていると話している。
「クラブ内でそれぞれのフェーズでミーティングをして、それが変わる時に判断していくプロトコルを話し合いながら作ってきた。今の段階では、キャンプをやってシーズンに向かうのとは同じでないと思う。クラブハウスの使用が制限されているので、限られた時間や回数でのセッションで試合に向かうことになる。トレーナーも選手をフルに触れない。メディカルの部分も試合が近づくにつれて、段階を経ること。それを試合に向けてやっていきたい」
4月上旬からそれぞれが自宅待機で個別にトレーニングを行う状態だったことで、「戦術などに頭がいきがちかもしれないが、フィットネスにもばらつきはある。それを整えることも含めてやることは多いと思う」と、大槻監督は負傷者を出さないためのケアも必要だと話す。
一方で、この期間にクラブや選手がSNSなどを使用しながら発信してきたことに対しては、誇らしい思いがあると話した。