ミラン、今夏の大型補強は困難か 移籍市場での予算は90億円、選手放出で資金捻出も
ラングニック氏招聘に伴うスタッフの人件費もあるため、大型補強は不可能な予算
名門復活を狙うACミランだが、今夏の移籍市場にかける予算は大型補強が難しい金額となったようだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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ミランは来季の監督にラルフ・ラングニック氏が就任することが濃厚とされる。それを巡っては、経営権を持つ米ファンド「エリオット・マネジメント」とイヴァン・ガジディスCEO(最高経営責任者)のタッグが、その人事に難色を示したOBの元クロアチア代表MFズボニミール・ボバン氏と元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏のコンビと対立しながら、ボバン氏を解任する形で内紛に決着をつけたという顛末があった。
一方でラングニック氏の信頼するコーチングスタッフらへの人件費も必要になることから、エリオット側がミランに対して許可できる移籍市場での予算は7500万ユーロ(約90億円)だという。新型コロナウイルスの影響を受けて移籍金の相場などがどう変化していくかは不透明だが、近年の高騰する移籍金の金額を基準にすれば大型補強は不可能な予算だと言えるだろう。
一方で、記事では「放出によって得られた資金の半分が予算に組み込まれる」ともレポートされている。イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマや同DFアレッシオ・ロマニョーリといった国外含むクラブから興味を持たれる選手もいるが、その去就にも影響を与える可能性があるだろう。
2012年の夏に財政難から主力を放出して以来、ミランは低迷続きから脱することができていない。その間にイタリアの首相も務めた名物オーナーだったシルビオ・ベルルスコーニ氏から中国資本、現在のエリオットと経営権も移り変わってきたが、負のスパイラルの出口を見つけることはできるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)