レスター監督、コロナ感染時の症状を赤裸々告白 「キリマンジャロの登山を思い出した」

レスター・シティのブレンダン・ロジャーズが新型コロナの症状を告白【写真:Getty Images】
レスター・シティのブレンダン・ロジャーズが新型コロナの症状を告白【写真:Getty Images】

3月にコロナの陽性反応が出たロジャーズ監督が言及「ほとんど歩くことすらできず…」

 6月の再開を目指してトレーニングが進むイングランド・プレミアリーグにあって、一部の選手からは今も練習や試合に臨むことに消極的な意見が多い。そのなかにあってレスターを率いるブレンダン・ロジャーズ監督が英公共放送「BBC」のインタビューで、新型コロナウイルスに罹患した時の苦しみについて生々しく語っている。

 リバプールやセルティックなどの監督を歴任し、2019年2月からレスターを率いているロジャーズ監督は、2015-16シーズンの奇跡のプレミアリーグ優勝以来となるチームの上位躍進に導くなど、結果を残していた。しかし、今年3月に新型コロナウイルスの陽性反応が確認され、療養生活に入った。

 ロジャーズ監督は現在47歳と比較的若い指導者に当たるが、ウイルス罹患の一つのパターンや“息切れ”の症状に苦しんだという。

「私はほとんど歩くことすらできず、キリマンジャロ山を登山した時のことを思い出したよ。ワトフォード戦に臨む予定だった(3月14日)1週間の期間の中で、私は罹患したようだ。3週間にわたって、匂いも味も感じることがなかったし、力が出なかった。1週間後には妻も同様の症状が出た。検査した結果、両者ともにウイルスが検出されたんだ」

 ロジャーズ監督は2011年にボランティア活動の一環でキリマンジャロ登山に挑んだことがあり、その体験に近いほどの厳しさを味わったのだという。

「登山すればするほど(高地環境への)順応に苦しんで、呼吸することが難しかった。病気になってから初めて走ろうとしたことも覚えていて、10ヤードほど動くことも大変だった。食欲が本当に沸かず、食べ物の味覚を味わずに食べるという奇妙な感覚だった。その状態が本当に健康であるということに、今本当に感謝している」

 プレミアリーグ監督における感染者はアーセナルのミケル・アルテタ監督に次ぐ2例目だった。そのロジャーズ監督の赤裸々な告白は、新型コロナウイルスが体力低下を招き、いかに厄介なものかを思い知らされるものなのは確かだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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