遠藤航、昇格争い“大一番”で殊勲弾 独地元紙が高評価「重要な1対1でことごとく勝利」
ハンブルガーSV戦に3-2で逆転勝利、シュツットガルトが2位浮上
シュツットガルトの日本代表MF遠藤航は、28日に行われたブンデスリーガ2部第28節ハンブルガーSV戦(3-2)で移籍後初ゴールを決めるなど、チームの逆転勝利に貢献したが、地元メディアからもそのプレーを称賛する声が上がっている。
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3位シュツットガルトと2位ハンブルガーSVによる1部昇格を懸けた大一番は、ハンブルガーSVの2点リードで前半を折り返す。ここまでリーグ戦4試合未勝利と不振に陥っていたシュツットガルトにとっては絶望的とも言える状況だったが、後半2分に敵陣左サイド深くで得たFKから遠藤がヘディングシュートを決めて1点差に詰め寄ると、チームは一気に息を吹き返す。
同15分にFWニコラス・ゴンザレスのペナルティーキックで同点。さらに同アディショナルタイム2分には、MFゴンサロ・カストロが決勝ゴールを決めて、土壇場で逆転勝利をものにした。
この劇的な勝利について、ドイツ地元紙「シュツットガルター・ツァイトゥング」は、「遠藤が自らのゴールでチームを勝利の道に導いた」と見出しを打ち、反撃の口火を切った遠藤の活躍を伝えている。
また、同紙はシュツットガルト各選手を1から6までの6段階評価(1が最高点、6が最低点)で採点。遠藤については、「ハンブルガーSVのヨエル・ポーヤンパロとの競り合いに敗れて1失点目の原因を作った」と指摘したが、「中盤で精力的に動き回り、重要な1対1の場面ではことごとく勝利していた。後半開始直後にはヘディングシュートによるゴールで自身の頑張りに報いた」と、献身的なプレーでチームに貢献していたことにも触れて、及第点とも言える「3」を付けている。
この結果、ハンブルガーSVと入れ替わり自動昇格圏の2位に浮上したシュツットガルトだが、両チームの勝ち点差はわずかに「2」。まだまだ安心できる状況ではないため、31日に予定されている次節ディナモ・ドレスデン戦も、アウェーゲームとはいえ絶対に勝たなくてはならない試合となる。ハンブルガーSV戦で15試合連続先発出場を果たし、チーム内で確たる地位を築いている遠藤にも、さらなる活躍が求められている。
(FOOTBALL ZONE編集部)