不可解な判定への抗議? インテルの全選手、監督が試合後のコメント拒否

大荒れのフィオレンティーナ戦 さらなる処分への予防線との見方も

 ショッキングな敗戦と不運な判定の連続に、インテルの我慢は限界に達したようだ。14日の敵地フィオレンティーナ戦で、日本代表DF長友佑都が所属するインテルは1-2と敗れた。試合終了間際に決勝弾を許す展開もさることながら、試合中の不可解な判定に対する抗議の意思もあるのか、選手、監督全員が試合後にメディアに対するコメントを拒否している。

 インテル専門のニュースサイト「FCインテルニュース」は、ゲームに影響を与えたパオロ・シルビオ・マッツォレーニ主審の裁定に怒りを露わにしたインテルが、試合後のコメントを拒否したと伝えた。インテルの担当者は「今夜のゲームに対して話すことは何もない」とだけ言い残し、チームはスタジアムを去ったという。

 また、同サイトはこの決定を、「あまりにもひどいジャッジに対して文句を言い、これ以上の処分を受けるのを避けるためではないか」とも報じている。過去にもストレートな物言いで物議を醸してきたロベルト・マンチーニ監督だけに、予防的な意味合いが含まれた決定なのかもしれない。

 この試合のマッツォレーニ主審の裁定は、特に後半に入ってからはあまりにも不安定だった。まずは後半19分、ショートコーナーからフィオレンティーナFWマウロ・サラテがシュートを放つと、インテルのDFテレスが右手でブロック。明らかにPKが与えられるプレーだったが、審判団はこれを見逃した。インテルにとっては幸運だったが、スタジアムは騒然となった。

 

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