Jリーグ45クラブ「19年度人件費ランク」 “スター軍団”神戸が69億円超…”赤字”鳥栖は?

Jリーグが「19年度チーム人件費」ランキングを発表(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
Jリーグが「19年度チーム人件費」ランキングを発表(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

19年度のクラブ経営情報を開示…10クラブは未発表

 Jリーグは27日、2019年度のクラブ経営情報を開示。今回は新型コロナウイルスの影響により決算の確定が延期となった6クラブ(水戸ホーリーホック、栃木SC、東京ヴェルディ、横浜FC、レノファ山口、SC相模原)、3月決算の4クラブ(湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田、柏レイソル、Y.S.C.C.横浜)を除き、55クラブ中45クラブの情報を発表した。

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 チーム人件費では、ヴィッセル神戸が69億円2300万円でトップに立ち、続く2位には名古屋グランパスが39億7300万円を記録。浦和レッズが32億2800万円で3位となり、21億円以上の赤字を出したサガン鳥栖は25億2800万円で8位だった。

 首位の神戸は、2018年夏にバルセロナから年俸30億円超えと言われる元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが加入し、昨季は元スペイン代表FWダビド・ビジャ(現役引退)も加わって、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(現アンタルヤスポル)とともに世界的スターがプレーした。また、MF山口蛍やDF酒井高徳ら日本代表クラスの即戦力も加わり、豪華な布陣となっていた。

 2位の名古屋も元ブラジル代表FWジョーやオーストラリア代表GKミチェル・ランゲラックら高額年俸の外国人選手が在籍。3位にビッグクラブ浦和、4位には18年度に優勝を果たした川崎フロンターレが29億5800万円で続く。

 そのなかで元日本代表MF遠藤保仁らが所属する9位ガンバ大阪(24億3400万円)より上位につけたのが8位鳥栖。19年度は21億円を超える赤字を計上したが、昨夏に現役引退した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスも所属し、チーム人件費は25億円超えとなった。

 J2勢では大宮アルディージャが全体14位でトップ(15億4700万円)。J3ではロアッソ熊本が3億1000万円(31位)を記録し、首位だった。45クラブの中で最下位は1億円を切ったヴァンラーレ八戸(8100万円)で、Jリーグ45クラブの合計は551億6500万円だった。

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