柿谷曜一朗、飛躍のシーズンを回顧 “天才”宇佐美も羨む才能「普通に養える感性じゃない」
21ゴールを奪った理由を自ら明かす 「バンさんに教えてもらったと思う」
このシーズン、得点王争いを繰り広げるほど活躍した柿谷。21ゴールを奪い、日本代表としても飛躍したのはなぜか。自ら“秘話”を明かした。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
柿谷「初めて点を取り出したんは、こぼれ球オンリーよ。こういうところ(ゴール前)に入っていくとかは俺、バンさん(播戸竜二)に教えてもらったと思う。徳島から(C大阪へ)帰ってきた時に俺そういうの(こぼれ球を狙うこと)を知らんくて。バンさんは練習中からずーっと狙ってんのよ。それ、俺もやってみたら点取れるようになった」
ここから“桜のエース”として、伝統の8番を背負う男となった柿谷。宿敵G大阪のエースとしてアカデミー時代から”至宝”と称されてきた宇佐美は、どうしても羨む”才能”があるという。
宇佐美「アイデアですよね。考えていてもできないプレーやから。さっきも曜一朗くんが言っていたけど、咄嗟の判断で『それしか無理やねんもん』という感じ方。一瞬で左足のアウト(サイド)を選択できる。でも普通は右足で止めにいって、ガチャガチャして終わる。『それしか無理』を咄嗟の判断で実現できるから見ている人は度肝を抜かれるし、想像外のところからくる。曜一朗くん本人も想像外やと思う。その瞬間瞬間でやっているだけやから。その感覚が欲しい。
俺は言葉で説明できちゃう。この時どう考えていたとか。言葉で説明できてしまうのが咄嗟でやり切れていない感じがしますね。曜一朗くんが持っているもののほうが俺はスペシャルやと思うし、普通にサッカーをやっていて養える感性じゃないから」