なぜ日本のJリーグ再開は難しい? 海外メディアが韓国と比較 「その理由は…」
「対策が良かったことが、韓国が早くリーグ戦を再開できた理由」
Jリーグは無観客のなかで7月上旬の再開を見据えて協議しているが、現状では不透明な状況が続く。記事では韓国と比較しつつ、日本の再開が遅れている要因について言及。「その主な理由は、日本の感染拡大に対する状況が、韓国のそれに比べて良くないからだ」と分析している。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
「25日午後6時現在、日本での累計症例数数は1万6550人、韓国は1万1206人(ジョンズ・ホプキンス大学データ)。 総人口1億2000万人の日本、5164万人の韓国では、後者のほうが感染率は高い」
感染者総数では日本が上回っているものの、総人口における感染率は韓国のほうが高いと指摘している一方、現感染者数に着目。「しかし5月25日午後の時点で、現感染者は日本で2317件、韓国で713件となっている(ジョンズ・ホプキンス大学データ)」と記し、現在の被害状況の差を強調した。「対策が良かったことが、韓国が早くリーグ戦を再開できた理由だ」と見ている。
また「中国・台湾は、的確な対策のおかげで1カ月以上前から再開している。 4月12日に台湾プロ野球リーグが開幕し、同日に台湾アマチュアサッカー1部リーグも開幕した」と他国の事情を紹介しつつ、日本が再開に向けて慎重になっている事情に触れた。
「(2021年に)東京五輪開催を目指す日本にとって、ワクチンや特効薬がないなか、リバウンドの可能性がある状況でスポーツイベントの再開は急務ではない」と言及。そのうえで「再開が裏目に出て、感染が再びぶり返す可能性もある。サッカーやバスケットボール、野球などの接触イベントでは、よりきめ細かな予防活動が求められる」と続けた。