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ゴールよりも美しい? “天才”小野、絶妙テクニックで「歴代アシストTOP30」選出
フェイエノールト1年目の本拠地AZ戦、巧みなトラップで相手を翻弄しての一本が6位
日本サッカー史に残る“天才”プレーヤーとして、多くの人がその名前を挙げるのが元日本代表MF小野伸二(FC琉球)だろう。まるで足に吸い付くようなボールタッチや、創造性あふれるプレーは日本にとどまらず海外でも称賛を集めてきたが、古巣フェイエノールトは公式YouTubeチャンネルで「歴代アシストTOP30」を選出。小野の華麗なトラップからのお膳立てが紹介されている。
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40歳となった小野は今季、J2のFC琉球でプロ23年目を迎えている。その長いキャリアの中で最も輝いていた時期と言えるのが、2001年から5シーズンを過ごしたオランダの名門フェイエノールト時代だろう。21歳で加入した小野は移籍1年目からスタメンに定着し、UEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)では日本人選手として初めて欧州カップ戦優勝を成し遂げた。
2000年代のフェイエノールトで英雄の1人に数えられる小野の名前は、クラブ史にしっかりと刻み込まれており、今回、「アシストはゴールよりも美しい場合がある」とクラブ公式YouTubeチャンネルで公開された「歴代アシストTOP30」でもランクインを果たしている。
6位で紹介されたのが、2001-02シーズンの本拠地AZアルクマール戦(4-1)での一本だ。1-0で迎えた前半31分にシーズン3点目のゴールを決めた小野は、その8分後に再び魅せる。右サイドからのクロスは相手のクリアに遭うが、ボールはペナルティーエリア内左の小野のもとへ。小野は浮き球をダイレクトのバックヒールで切り返してマーカーを腰砕けにし、縦に突破して左足でグラウンダーの折り返し。これがゴール前で待ち構えていたフリーの元デンマーク代表FWヨン・ダール・トマソンへ見事に通り、フェイエノールトはあっさりと追加点を奪った。
小野もガッツポーズとともに雄叫びを上げ、本拠地デ・カイプも大歓声に沸いた。オランダの強豪の歴史において、ベストアシスト企画で6位にランクインするのも、小野がいかに魅惑のプレーを見せ、ファンからも愛されていたかの証だろう。