弾丸ミドルに高精度クロス! ミラン本田が1得点1アシストの大活躍で勝利に導く
待望の今季初得点は30メートル強のミドル
後半も主導権を奪って攻撃的にゲームを進めるミランに、ついに待望の瞬間が訪れた。後半19分、右サイドからのボールをフィールドの中央で受けた本田は、ぽっかりと空いた前方のスペースにボールを持ち運ぶと左足を一閃。強烈なシュートはワンバウンドすると雨が降ってスリッピーになったピッチでスピードを増し、ゴールに突き刺さった。本田のリーグ戦でのゴールは、2014年10月7日の昨季ベローナ戦以来。2015年はノーゴールに終わった男が、久しぶりのゴールを本拠地サンシーロで決め、スタジアムのサポーターからも大歓声が沸き起こった。チームメイトに駆け寄られた本田は、ユニホームのエンブレムにキスをして喜びを表現した。
リードする展開となったミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、後半32分にはFWニアングとの交代で昨季チーム得点王のFWジェレミー・メネズをピッチへ。二度にわたる椎間板ヘルニアの手術により今季リーグ戦初出場となるメネズの“試運転”を実施する余裕も見せた。
試合終了間際に今冬の移籍市場でミランからジェノアに移籍したMFアレッシオ・チェルチにゴール前のこぼれ球を押し込まれて2-1とされたが、そのままタイムアップ。先発フル出場に1ゴール1アシストの本田は、バレンタイン・デーに行われたこのゲームの主役となった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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