デポルティボ、シーズン再開後の展望は? 柴崎岳の“パートナー問題”を現地メディア指摘
柴崎は不動のレギュラーも…“相棒”MFは負傷者続出のディフェンスラインへ?
欧州各国リーグが新型コロナウイルスの影響により中断となっているなか、すでにリーグ戦を再開しているブンデスリーガを筆頭に、徐々に再開への動きが進んでいる。3人の日本人選手がプレーするスペイン2部も例外ではなく、現地メディアは日本代表MF柴崎岳の所属するデポルティボの“予想布陣”を紹介した。
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スペインではこれまでに28万人以上が新型コロナウイルスに感染し、2万8000人以上が死亡している。世界的に大きな被害を受けているなか、リーガ・エスパニョーラも3月から中断に追い込まれていた。
しかし、今月に入って段階的なロックダウン解除の動きが始まり、各チームもトレーニングを再開。ペドロ・サンチェス首相から6月8日以降のシーズン再開許可が降り、現在は6月11日の再開を目指して準備を進めている状況だ。
そんななか、スペイン地元メディア「エル・デスマルケ」は再開後のデポルティボに注目。デポルティボは中断の時点で19位と下位に沈んでいるが、フェルナンド・バスケス監督の就任後は7連勝を記録した時期もあり、地力の高さは示してきた。記事では「フェルナンド・バスケスは残された11試合に向けて、どんな策を持って臨むのか」として、ポジションごとの考察を記している。
まず、守備陣は「疑問が湧き出ている」とされており、負傷者の続出する状況を危惧。本来はボランチを務めるMFペル・ノラスコアインがディフェンスラインに入らなければならない可能性も伝えている。なお、リーグ中断前はノラスコアインが3バックの一角を務めていた。
そして、そうした状況とも関連するのが、柴崎が不動のレギュラーに定着したセントラルMFだ。同メディアは次のように指摘している。
「ダブルボランチはペル・ノラスコアインとガク・シバサキに託さなければならない。バスケス就任以降、彼らは互いによく理解し合っている。しかし、守備陣に欠員がいなければの話だ。アレックス・ベルガンティニョスが最も有力な“代役候補”となるだろう」
約3週間後にシーズン再開が迫るなか、デポルティボはラストスパートをかけることができるのか。柴崎の“パートナー”が戦いを大きく左右することになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)