“永遠のファンタジスタ”の美技満載 バッジョの超絶スキル動画に反響「天才!!」「優雅」
ユベントス公式インスタグラムが2本の超絶プレー映像を投稿
Jリーグ創設や日本代表のワールドカップ(W杯)初出場などに沸いた1990年代、世界的スーパースターの1人として多くの日本のサッカーファンにも愛されたのが、元イタリア代表FWロベルト・バッジョだ。卓越したテクニックと創造性豊かなプレーを繰り出す「ファンタジスタ」として観る者を魅了したが、古巣ユベントス公式インスタグラムが全盛期の超絶プレー動画を公開。ファンからは「気品があり優雅…」「天才!!」など称賛の声が上がっている。
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“イタリアの至宝”とも呼ばれたバッジョは、1986-87シーズンにフィオレンティーナでセリエAデビューを果たすと、23歳で出場した90年イタリアW杯でイタリア代表の一員として活躍し、世界的なスター選手へと上り詰めた。“アズーリ”の10番として臨んだ94年アメリカW杯では、満身創痍のなか決勝トーナメント1回戦からの3試合で5ゴールと爆発。母国をブラジルとの決勝に導いたが、0-0で迎えたPK戦では5人目のキッカーを務めるも失敗し、悲劇の主人公となった。
キャリアを通じて怪我にも悩まされたバッジョが、イタリアの名門ユベントスに在籍したのは、そんな二度のW杯をつなぐ期間、90年夏からの5シーズンだった。1年目からチームの中心となり92-93シーズンにはUEFAカップを制覇、自身も同年のバロンドールを受賞した。そしてアメリカW杯直後の94-95シーズンには、念願のセリエA制覇を果たしている。
23歳から28歳まで、まさに全盛期を過ごしていたバッジョのプレーはキレ味抜群。ユベントス公式インスタグラムは、そんな当時の華麗なテクニックの数々を収録した2本の動画を公開した。
1本目の動画は左サイドに流れたボールに追いつき、鋭い切り返しで相手DFを翻弄してクロスを上げるシーンからスタート。鮮やかな引き技からの突破や美しい弧を描いたFK、狭いスペースを切り裂くドリブルなどバッジョらしいスキルが満載だ。2本目の動画では逆サイドネットに突き刺す豪快ボレーのほか、足裏での引き技、94-95シーズンのUEFAカップ準決勝ドルトムント戦で決めた伝説のFK弾も収められている。
2本の動画公開を受けて、コメント欄には「世界最強の1人」「何も言うことがない!!」「魔法」「気品があり優雅…」「なんてスペクタクルなんだ」「芸術家」「天才!!」などファンから称賛の声が殺到。「忘れられない瞬間を与えてくれたバッジョに感謝」「史上最強のイタリア人選手。もし94年W杯を勝ち取っていたら、マラドーナやペレと同等と見なされていた」など、記録以上の功績を称える声も多く届いていた。
W杯や欧州選手権、UEFAチャンピオンズリーグなどのメジャータイトルには手が届かなかったものの、「永遠のファンタジスタ」として人々の記憶に深く刻まれている。