湘南に歓喜をもたらした左足! “クラブ最古参”坂本紘司、昇格争い直接対決での劇的弾
初のルヴァンカップ決勝、杉岡大暉が左足を振り抜いて決めた決勝点
2018年ルヴァンカップ決勝、湘南は開始1分でシュート2本を浴びせるなど、横浜F・マリノスを相手に立ち上がりから積極的に仕掛けた。そうして攻勢のまま迎えた前半36分、中央に絞っていた杉岡大暉がこぼれ球を拾い、ゴールを見定めるや左足を潔く振り抜く。後半は一転、横浜FMの猛攻を受けるも、湘南は守備陣を中心に粘り強く応戦し、1-0で勝利した。
「今日はあれしかしていない」。殊勲の杉岡は自身を厳しく振り返りつつ、喜びを口にした。
「中に入って裏に抜けようと思っていたらたまたまこぼれて来たので、思い切って打ってみようと思った。あまりゴールは見ていませんでした。優勝は滅多に果たせるものではないし、すごくうれしい。自信になります」
カップ戦全体を振り返れば、グループステージからプレーオフステージ、プライムステージと、メンバーが様々に入れ替わりながら湘南は頂点にたどり着いた。クラブ創設50周年という節目のシーズンに初めて掲げたルヴァンカップは、まさしくチーム全員で掴んだタイトルだった。