スローインを投げないまま… 英2部DFの“切なすぎる退場劇”

ロザラム・ユナイテッドのDFマトックの悲劇が話題に

 イングランド・チャンピオンシップ(英2部相当)のロザラム・ユナイテッドに所属するDFジョー・マトックが、バーミンガム戦で味わった “スローインでの珍退場劇”が現地で話題となっている。英国営放送「BBC」が報じている。

 チャンピオンシップで下位に沈み、降格圏をさまようロザラム・ユナイテッドは、2月11日に就任した67歳のニール・ワーノック新監督のもとで2部残留を目指して再スタートを切った。

 新体制で迎える大事な初戦の相手は、プレミア昇格プレーオフ争いに挑むバーミンガムで、苦戦が予想された。しかしワーノック新監督率いるロザラムは、勝ち点確保のために粘り強い守備で応戦し、何度か決定機を作る。ボール支配率でも47%と、実力上位の相手に五分五分の戦いを展開していた。

 しかしチームは試合終了の笛が近づけば近づくほど、窮地に追い詰められた。DFのリチャード・ウッドが相手アタッカーの突破を止めようと足を引っ掛けて、この日2枚目の警告で退場を宣告される。ひとり少なくなったロザラムはそれでも辛抱強く戦い、後半45分が過ぎても0-0の均衡を保ったまま、勝ち点獲得に大きく近づいていた。

 

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