ボタフォゴ監督、コロナ禍での本田の姿勢に感銘 「いろいろな問題にアンテナを張ってる」
本田は「自分の意見を完璧に述べることに慣れている」と評価
また、本田が自身のソーシャルネットワーク上で、アスリートたちに自分の国のことを考え、政治や経済についてもっと話そうと呼びかけ、積極的に発言していることにも触れた。
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「彼はいつでも、いろいろな問題にアンテナを張っているんだ。社会的なことにもね。金銭面、経済、健康、科学……。そして、自分の意見を完璧に述べることに慣れている」
最後にアウトゥオリ監督は、本田だけではなく、ボタフォゴには他にも、自分自身を犠牲にすることを厭わない選手たちがいること、そして、それぞれの選手の個性やパーソナリティーに価値があり、みんなが本田のようである必要はないと説いた。
そのうえで世界に目を向け、「我々はみんな、こういう状況にあって、みんなで犠牲も払わなければならないし、苦しんでいるよね。そんななかで、少しでも感受性や良識があれば、そして少しの洞察力があれば、必ずや自分たちが過ごしている現状を理解するはずだ。それによって、良い意味で少し違った姿勢を持つことができるなら、パンデミックの後、世界が変わるかもしれないよね」と、持論を展開していた。
(藤原清美 / Kiyomi Fujiwara)
藤原清美
ふじわら・きよみ/2001年にリオデジャネイロへ拠点を移し、スポーツやドキュメンタリー、紀行などの分野で取材活動。特に、サッカーではブラジル代表チームや選手の取材で世界中を飛び回り、日本とブラジル両国のテレビ・執筆などで活躍している。ワールドカップ6大会取材。著書に『セレソン 人生の勝者たち 「最強集団」から学ぶ15の言葉』(ソル・メディア)『感動!ブラジルサッカー』(講談社現代新書)。YouTubeチャンネル『Planeta Kiyomi』も運営中。