「旅行もサッカーも…」 レアル新鋭FW、ロックダウン直後を回想「打ちひしがれた」
レアルFWヴィニシウス、リーガ再開への意気込み語る 「ファンに何かをもたらしたい」
新型コロナウイルスとの共存が求められる社会が築かれつつあるなか、ヨーロッパ各国のリーグは再開に向けて徐々に動き出している。6月の再開を目指すスペインのリーガ・エスパニョーラもその一つだが、レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは、スペイン紙「マルカ」英語版のインタビューで“逆転優勝宣言”をしている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
2019-20シーズン、在籍2年目を迎えたヴィニシウスはいよいよ覚醒の時を迎えようとしていた。今年3月の宿敵バルセロナとの「エル・クラシコ」では、同試合で今世紀史上最年少でのゴールをマークするなど勝利に貢献し、存在感を強めているタイミングでのコロナ禍となった。スペインでロックダウン(都市封鎖)が実施された直後の様子を、ヴィニシウスは「最初はとても変な感じで、僕個人も家族も打ちひしがれた。朝の練習ができず、チームメートと一緒になれず、旅行もサッカーもできない。それでもクラブのメディカルは僕ら全員に素早く助言してくれたけどね」と回想している。
新型コロナウイルスは現在、母国ブラジルでも猛威を振るっており、米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、ブラジルの感染者数は、米国に次いで世界で2番目となった。「本当にひどい。僕はスペインにおける多くの悲しみを経験したけれど、今はブラジルだ」と心を痛めている。そうしたなか、スペインではリーグ再開への動きを見せ始めており、レアルは11日から厳重な衛生管理の下、練習を再開。ヴィニシウスは「今後、数カ月でフットボールが戻ってくるのは不可能だろうと思ったこともあった。でもトンネルの終わりと、光が見え始めている」と練習再開へモチベーションを高めていることも明かしている。
レアルは中断前の時点で、首位バルセロナと勝ち点2差の2位につけており、無事にリーグ再開となれば、宿敵とのデッドヒートが予想される。「僕らは再開して勝利することを待ち望んでいて、人々は多くの苦しみを味わってきた。この状況で応援してくれるレアルのファンに何かをもたらしたいと思う。リーガ制覇は悲劇の解決策にはならないとは思うけど、少しでも幸せをもたらせれば」と話すヤングスターは、どのようなプレーを見せてくれるだろうか。
[ftp_del]
>>【PR】イングランド・プレミアリーグをDAZN(ダゾーン)で見よう!ネットでの視聴方法はこちら!
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)