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「戦術はロナウド」 衝撃発言の元インテル監督シモーニ氏、闘病生活の末に死去
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かつて強豪インテルを率いたシモーニ氏、怪物ロナウドを率いたチームで当時注目
かつてイタリア・セリエAの強豪インテルを率い、「戦術はロナウド」という衝撃の発言で知られたルイジ・シモーニ氏が亡くなったと、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じた。
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シモーニ氏に関しては、ルイジの愛称を取ったジジ・シモーニの呼び名の方が有名かもしれない。1997-98シーズンにインテルを率いたシモーニ氏は、元ブラジル代表FWの“怪物”ロナウドを起用し、リーグ優勝を激しくユベントスと争った。
ロナウドに関してはバルセロナに所属していた当時、ボビー・ロブソン監督が「私の戦術はロナウドだ」と胸を張って言い返したというエピソードもあるが、シモーニ監督も同じ発言をしている。さらには「彼に走れと言う必要はない」と、事実上の特別扱いをしながらチームの中に溶け込ませる人間性の持ち主だった。
しかし、このシーズンのインテルは直接対決の天王山となったユベントス戦で、ロナウドの突破をユベントスのDFマルク・ユリアーノが完全に体を預けて止めたプレーでPKを取ってもらえず、得点機を逸した。
今でも疑惑の判定として映像に残るシーンで、ピエロ・チェッカリーニ主審に猛抗議をするシモーニ監督の姿を見ることもできる。ただし、そのシーズンにはUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)を制し、タイトル獲得監督となっている。
2005-06シーズンにクレモネーゼを率いたのを最後に監督はしておらず、近年は闘病生活も伝えられていたシモーニ氏だが、当時を彷彿させるようなマッチレースを繰り広げているユベントスとインテルの優勝争いの結末を見ることなく息を引き取った。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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