「驚くべき失態」 久保裕也所属シンシナティ、新監督発表で“別人”紹介…海外注目
スタム氏が就任決定も…アヤックス下部組織コーチの写真が使用される
FW久保裕也の所属する米メジャーリーグサッカー(MLS)FCシンシナティは現地時間21日、新監督に元オランダ代表DFヤープ・スタム氏が就任したと発表した。ビッグネームの就任は話題を集めているが、最初の発表時には写真が“別人”のものとなっており、英メディアは「驚くべき失態」と伝えている。
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シンシナティは2019シーズンよりMLSに参入。初年度の昨季は東地区12位、全体24位という結果に終わったが、今季を迎えるにあたり久保をヘントから獲得。久保は開幕2試合連続で先発出場を果たし、第2節アトランタ戦(1-2)では強烈な無回転シュートで移籍後初ゴールを叩き込んだ。
ただ、チームとしては連敗スタート。開幕前にはロン・ヤンス監督が不適切発言でチームを離脱しており、正式な指揮官が不在となっていた。そんななか、クラブは新監督の就任を発表。公式ツイッターで「我々の新たな監督、ヤープ・スタム」と綴り、1枚の画像を添付した。
しかし、これが物議を醸すことになる。画像内に収められている人物は、似ているもののスタム氏とは別人。オランダの名門アヤックスの下部組織でコーチを務めるティヌス・ファン・テュネンブルック氏だったという。
まさかの“人違い”に、英メディア「GIVE ME SPORT」は「驚くべき失態。シンシナティはテュネンブルックをスタム就任の写真に使用」として、今回の一件に言及。「奇妙な紹介だ。さらに驚くべきことに、投稿が消去されるまで2時間もかかっていた」と辛辣に伝えている。
現役時代はマンチェスター・ユナイテッドやラツィオ、ACミランなどの名門で活躍したスタム氏。今季途中まで母国フェイエノールトで指揮を執り、アメリカでの初挑戦を迎えることになったが、いきなりハプニングに見舞われることとなった。