優勝の行方を占う大一番　前日会見で両指揮官が静かに火花を散らす

　2月14日に敵地エミレーツ・スタジアムに乗り込んで3位アーセナルとの決戦を控えている首位レスター・シティだが、監督同士のマインドゲームは、決戦を前に静かに火花を散らしている。

　英衛星放送「スカイ・スポーツ」で前日会見に臨んだレスターのクラウディオ・ラニエリ監督は、笑顔の裏でガナーズに圧力をかけようとした。

「プレッシャーは相手チームにある。アーセナルは巨大なプレッシャーを背負うことになる。なぜなら毎年、巨額の資金を投入しているからだ。なぜ、我々はプレッシャーを感じなければいけない？　そんな必要があるのか？　我々はファンと夢を見続けるだけ。頼むから、誰も起こしたりしないでほしい」

　昨季降格危機を迎えた戦力的に乏しいレスターを、今季首位に導いているラニエリ監督はこう語った。昨年9月26日にホームでアーセナルと対戦した際には2-5で惨敗したが、今は勝ち点5差をつけてリードしている。勝てばその差が8に開き、相手を窮地に追い込むことができる。ラニエリ監督は年間強化費を楯に、ベンゲル監督と相手の選手に圧力を加えた。